八百コーヒー店。
単なるゆるカフェかと思いきや
香り高いコーヒーを凝縮したような
コーヒーゼリーもとても美味しいし
やけに落ち着く空気感です。
・・・
三船敏郎と高峰秀子の
「無法松の一生」拝見しました。
無骨な男の純情ほど
女を参らせるものはないわね・・・と
思うのですが、秀子嬢への思いが
成就することはないのです、なんと哀れ!
ポヤーンと水の底を覗くようなカット
素敵でした・・・何より画面にあふれる
無償の愛の凄さ。
まず、冒頭
芝居小屋での喧嘩のあと
仲裁に入った親分にスパーンと頭を下げる
あのあたりでもう松五郎の「男」に
やられてしまったけれど、そのあとも
畳みかけるよなきっぷの良さ。
異性を好きになると言っても、それは
自分の人生を豊かにすることに
繋がるから、ということが根底にあるというのは
ごく当たり前のことでしょう。しかし
何も求めず、ただ見つめ支えるだけの愛に
あまんじて生き、そして
ひとり死んでゆく、この
ミフネの美しさといったら堪りませんでした。
(DJ KAZURU)
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