2000年代中期は、各バンドのボーカリストが脱退したり、
USへの亡命が盛んに行われた時期でした。
音楽的には、ポップスとレゲトンが流行し、ティンバ・ブームは
下火どころか一気に終焉を迎えます。
その時期に逆に力をつけキューバを代表するバンドとなったのが
「マノリート・イ・ス・トラブーコ」でした。
また、バンバンから独立した「プピ」は強力な演奏力で一躍トップに。
レゲトンの「クバニート」もその地位を築きました。
一方、ティンバ・ブーム期に勢いのあったバンドはそのほとんどが失速。
「チャランガ・アバネーラ」と「ロス・バンバン」のみがメンバーチェンジを
行って、トップの座を守っていました。
その後、2000年代後半はメンバーを一新して
「バンボレオ」が人気を盛り返し、そこから
「アライン・ダニエル」というソロ・ボーカリストを排出しました。
レゲトンでは、「ヘンテ・デ・ソナ」と「エディK」が突出。
いまや本家プエルトリコ産レゲトンをしのぐ勢いになっています。
そしてティンバでは、マノリート、チャランガ級の新人バンド
「マイケル・ブランコ」と「アレキサンダー・アブレウ」がようやく登場。
クバトンブームが落ち着いた中、
ティンバの再興の流れが生まれ始めているのが今日です。
2000年中頃 マノリート・イ・ス・トラブーコ、プピ、クバニート
チャランガ・アバネーラ、ロス・バンバン
2000年後半 バンボレオ、アライン・ダニエル
ヘンテ・デ・ソナ、エディK
マイケル・ブランコ、アレキサンダー・アブレウ
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