次々に出てきますね。あなたのお顔はしょっちゅう拝見するし
本当に東京に住んでいるのですか」
とは、大阪の名ビストロ「ルール・ブルー」南條シェフのお言葉です。
声が大きいから他店の噂話がもしや筒抜け?
カウンターフレンチでは口を慎むことも必要かも知れません。
・・・それはともかく東京在住なのは真実です。そして
南條シェフのお料理を食べたいと願っているのもまた真実。
何事もあきらめない性分なので、新幹線に乗って
また食べに行ってしまいました。
豆腐のもろみ漬け(こうした不可解と思われるメニューが
堪らなく美味)をアテに料理を待つ。
これとワインだけでもちょっとした感じになれますよ、なにせ
バゲットがおいしいから(食べ切れなかった分はクラッチバッグに
ねじ込んで持ち帰り、翌朝食べました。気取った様子で持ち歩いている
クラッチにタケウチのパンが入っているとは誰も気づくまい!)。
熊本産馬肉のカルパッチョ。
柚子胡椒風味で、フレッシュ、ドライ、パウダーと
3様態のトマトがあしらわれていて、いかにも
「ルールブルーな」料理。
サザエ、烏賊、マッシュルーム、大根、アスパラ
香草バターソテー。大好きな定番。
メインは和牛フィレの炭火焼にしてみました。
オリーブとトリュフのペースト。
プリンにシャーベット。
ここのデセールって簡素に見えてとても良い。
特にプリン、一度は食す価値があります。
ワインはマルゴーのパヴィーユ・ド・リューズ2000
悪くなかったし、ヴィンテージは明らかにいいんだけど
もしかしたら、まだ飲むタイミングでなかったかな、という雰囲気。
飲み時の波の見極めって本当に難しい。
私はギャンブルはやりませんけど、そういう意味では
ギャンブル性の強い飲み物だと思います。抜栓するまで分からないっていう。
選んだ後に「あ、やっぱやめた」が通用しないというのも似てます。
だから楽しいのでしょうか。
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