新年明けましておめでとうございます。
昨年、主催イベントTIM★CUBAにお越しいただいた
皆さんありがとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、ラテン音楽の世界、サルサクラブやイベントの
世界、そしてダンス事情などそれぞれ流行や時勢に
影響され、1年間で様々な変化がありますが、
ここのところ感じていることを新春放談として。
まずはキューバ音楽から。国内ではバンバンから
マジートの脱退がトップニュースでしょうか。
アルバムではそのバンバンもチャランガも
傑作といえる出来ではなく、元気だったのはパウロ。
クバトン勢はサウンドの岐路にたったようで、
なんとヘンテ・デ・ソナがアーバンメレンゲを演奏
し始めました。全体として国内キューバンには
ここ数年の勢いは見えず踊り場状態。
今年に期待です。
サルサでは、ルイス・エンリケの世紀の傑作が光ります。
イサックも既にサルサ・フィールドで堂々の活躍。
復活したセルヒオ・サウンドは一段落し、
NYバンド・サルサもビンテージ・サルサのリリースに
交じって押し返しの様相でしょうか。
そんな中、今最先端なサウンドを生み出しているのは
バチャータとアーバン・メレンゲ。
サルサ・ロマンティカやティンバ隆盛時に匹敵する勢いが
あります。一時ラテン音楽を席巻したレゲトンがこちらに
完全移行したといえる状況です。
そして、そんなラテン音楽を楽しみながら踊るクラブや
イベントはどんな状況なのでしょうか。
六本木のサルサクラブは、震災や不況によるラティーノ
の日本離れが一段落して復活。
風営法とかにも相変わらずさらされてはいますが、
音楽や客層の濃さで他を圧倒するレベルなのは
今も変わっていません。
公民館サルサは早い時間から広い所で気軽に踊れる
点が受け動員を伸ばしているようですが、
ただ会場を抑えれば誰でもできるというところから
開催団体が増え続け、飽和状態になっている模様。
山手線沿線のサルサクラブは、バンドを入れての
イベント合戦になっています。出演バンドはほぼ
同じなので、一巡したこれからが勝負となりそうです。
サルサ・インストラクターは、クラブでのレッスンから
スタジオ経営に移行中。クラブにイントラが遊びに
来ることが減少しているように思います。
ダンスに関しては、ここ数年続いていた
バチャータ・ブームが一段落。
キューバンではソンやルンバを取り入れるのが今の
トレンドのようです。
そんな中、TIM★CUBAは
最新の音源から独自の耳で選曲、
さらにMIXして最高なダンスサウンドにして
皆さんにお届けすることに徹したスタンスで
今年も開催いたします。
いろいろある中、やっぱりティンクーバといわれるよう
頑張りたいと思っています。
今年はいろいろなところでDJをする予定です。
(福田カズノブ)
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