本日のおやつ。
ダロワイヨのペッシュ・パフェ。
桃のコンポートとフランボワーズの
グラス。
・・・
BSで放映中の
栗山千明のタンゴレッスン番組が楽しい。
ダンス解説のみならず
タンゴの歴史、音楽的側面を語るのに
時間を割いている構成だと
総合的にタンゴ文化がわかるという
良さがあるかと存じます。
「セント・オブ・ア・ウーマン」という
アル・パチーノ主演の味わい深い
映画。
一途に職務を全うしてきた男の
誇りと絶望を丁寧に描いた
作品。これを先日
何年かぶりに再鑑賞したのですが
この映画にも
重要な場面でタンゴが出てきます。
以下
タンゴを踊ってみないかと誘う
アル・パチーノと
若い女性の会話。
「踊りたいけど
ミスをしたらと思うとちょっとこわい」
「タンゴにミスは存在しない。
人生と違ってシンプルなものだ。
ミスしてもタンゴを続ければいい。さあ
フロアに出よう」
「・・・OK。トライするわ」
実はアル・パチーノは視力を失った
退役軍人でありまして、この後
ダンスフロアのサイズとバンドの位置を
確認しただけで
見事に若く美しい女性をリードし
彼女を微笑ませ、ギャラリーからは
拍手喝采となるのですが
男らしく、かつ遊びのあるダンスが
チャーミングで素晴らしい。
ダンスの格を決定づけるのは
技量ではなく、振る舞いであると
示しているようでもある
心ときめくワンシーン。
(DJ KAZURU)
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