銀座「しゃぶせん」にて昼食。
まあるいカウンターで
ひとりしゃぶしゃぶが出来るのですが
けしてお手軽な感じではなく
昔ながらの丁寧なサーヴィスで
灰汁を取ったり、スープを仕上げてくれたり
するのでゆったり食事できます。
場所柄若い人は少なくて
今回も
80代と思しき紳士と隣になりました。
綺麗な織りのジャケットに
ランバンブルーのマフラーを
美しく巻いていて、ゆっくり箸を運んでいる。
やっぱ銀座って
落ち着くなーと思う瞬間。
小豆のおかゆも美味しいよ。
ファストファッションの街と化して
銀座は変わったっていう意見も
当然でありますが、特に惑わされず
営業している場所もあるんです。
そういう処がやっぱり好き。
先日横尾忠則氏が
「今の世の中の美術(絵画)の方向が
ぼくのやりたい事と
全く逆行しているので気分爽快だ。それにしても
どうして
時代の潮流に乗りたがるのか、不思議でならない」
と発言しておりましたが
そんな感じで気分爽快な人って
周りをうかがう「世間軸」でもなく
イマドキの流れを見極める「流行軸」でもなく
「自分軸」であるわけですね
こんな何でもないことに好感が持てます。
店もまた然り。
(DJ KAZURU)
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