映画「グッバイ・アゲイン」鑑賞。
インテリア・デザイナーとして
自立している40歳の
イングリット・バーグマンが
中年の恋人(イヴ・モンタン)と
ぐっと若い25歳の男の間で
揺れ動く、まあ言ってみれば
懲りない男女の話ですが、もー
こういう映画大好き!
シチュエーションも
会話も気の利いたものばかり。
・デートはレストランで、昼食なら屋外の。
・食前からマティーニ。
・みんな愛煙家。
・食事の合間に「ちょっと踊る」。
・何かにつけスコッチを飲む。
・妖艶なジャズ歌手が歌う店で酔いつぶれる。
・ディオールを着ている。
個人的に素敵!と思ったのは
ダンスホールのあるバーでの
デートシーン。
背中シースルーのドレス着た
女性が45回転のドーナツ盤で
DJ していること。
ちゃんとターンテーブル2台並んでました。
それにしても
若い男といるところを知人に発見され
「いったい彼女幾つなの? クスッ」 と
陰口を言われてしまったときの
バーグマンの表情!
女は何が耐えられないって
惨めな恋愛には耐えられないのだな・・・。
それならばいっそ孤独を抱えて
生きているほうがいい、と
決断する主人公の弱さが愛しい。
・・・
原作は
サガン「ブラームスはお好き?」。
絶対ティーンの頃読んでるはずだけど
まったく覚えていなかった・・・読み返しても
なにひとつ記憶がない。大人の
恋愛話だもん、きっと分からなかったんだな。
と、思ったら
なんとサガンは
20代前半という若さで
この小説を書いてるんですね!
そのことが一番驚いた。
(DJ KAZURU)
Add A Comment