猿楽町レザンファン・ギャテ
たまにはミシュラン店でも行ってみますか、ということで
一ツ星のレザンファン・ギャテでランチ。
外観はカジュアルですが、一歩中に入れば
上品なレストラン。席数もほどよく落ち着けます。
鯵のタルタルをガスパチョに合わせて、クリームチーズを添えたお皿で爽やかにスタート。
いいアミューズです。
同行の師匠(DJのではなく以下略。このくらいのクラスの店になると、お互い
料理に集中するので会話がえげつなくならない。いいことです)が生ものを食せないので
私が二皿食べました。
外は蒸し暑さと、日傘を突き破ってきそうな夏の陽射しがブレンドされる
恐ろしい天気だったにもかかわらず、衰えることのない食欲に我ながら感心。
さて、テリーヌ。
鱧、長芋、インゲンのテリーヌですが、梅肉ソースで本当によく出来ています。
これは季節メニューなので是非とも食べておきたかった。
王道のパテ・ド・カンパーニュは2週間以上熟成させているというだけありまして見事。
本来ビストロ料理であったものが立派な一皿になったって感じ。さすがですね。
ワインは狙っていたドメーヌ・ド・レグリーズ2000(画像ないですけど黒字に十字架のあれです)
新宿某ビストロでヴィンテージ違いを散々飲みましたけれど、矢張り2000年の力ですね。
素晴らしくおいしかったです。
シャキシャキしたとうもろこしの粒感がすてきな10種の無農薬野菜のポタージュ。
カプチーノ仕立てってちょっと流行な気がします。
メニューには鹿児島、阿久根からと記されていますお魚は
グリンピースのソースで。
乗っかっているのはポテトのパンケーキ。
こうした魚料理、大好きです。
肉は仔羊。魚も同様でしたが火通しが驚きの絶妙さ。
ねっとりとした味わいで、満足。
皿数は多いですけど負担にならない程度の重さです。
サーヴィスもそつないし。
パンは最初に柔らかめの小さなバゲット、二つ目に丸い形状のものが出ましたが
この二つ目は超好みでした。
デセールにもテリーヌが。
巨砲とサングリアのテリーヌにヨーグルトのソルベ。
うってかわってこちらは濃厚系、
パイナップルクリームを挟んだシトロンのマカロン
マンゴーソースにココナッツのアイスクリーム。
マカロン部分が最高でした。
おまけの定番デセールはほんの二口程度のタルト・オ・ショコラですが
ショコラ部分がとろっとろ。
濃厚ですが甘味はかなり少ないので美味しくいただけます。
徹頭徹尾、ハレの日の店って感じですね。
余談ですが、この日「カーディガン姿」の女性客を多数確認致しました。
あれは余程デザインとか素材が何とかなっていないと、もっさりするといいますか
レストラン着としては難しいと思うのですが如何でしょう。
外は恐ろしく暑いので、薄着。店内はクーラー効いているのではおりもの。
そういう論理なのでしょうが、男性のジャケット姿に合わせた温度設定になっていても
女性は腕、肩、デコルテ、上半身のどこかが露出している服がいいなあと思ってしまう。
夏でも冬でも。
(DJ KAZURU)
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