町田康 著
「餓鬼道巡業」 拝読。
最近
清元をぼおっと
聴いていたりするのだが
町田康のリズミックな文章は
清元にもフィットしそう。
パンクロッカーの彼とは
真逆ですが、そんな気がした。
さて
町田康が
自宅の改装により
自炊が出来なくなった為、やむなく
外食道をうねうねといくのですが
「たかが食事」のために
これだけの「逡巡」が繰り広げられることに
ただただ驚愕でした。。。
外食のために
身支度に費やす手順のあれこれ。
よさげな居酒屋を見つけて
入店するまでの葛藤。
店名から察する
料理のレベル。
店員とのコミュニケーション不安。
有名シェフ監修レトルトの
旨さの是非。
町田康って、そもそも
ある事象に接した時の
心の逡巡というか
「脳内妄想だだもれ文章」が
最高なわけですが
食というものをテーマに
やるという意外性と共に
やはり最高なわけでした。
(DJ KAZURU)
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