家飲み用
トスカーナのヴェルメンティーノと
マルケのヴェルディッキオ。
白を常温で、が
けっこう好きな私も
さすがに夏場は冷やして飲んでいます。
・・・
宮尾登美子著作の
「鬼龍院花子の生涯」とか
「陽暉楼」みたいな
侠客&廓ものが好きでよく読みますが
五社英雄監督による、映画化作品も
ことあるごとに見てしまう。
陽暉楼なんかですと
「土佐最大の」と言われ
女も売るけれど
三味線、謡、舞といった真っ当な芸を売る
女たちが競い合っている遊郭になるわけですね。
遊郭でありながら
地元名士の会合や
警察の集まりなどにも
使われており、そこで遊ぶことが
男の権威のひとつでもあった。
ものすごい金額が
飛び交い、栄華を極めた店ですから
その土地が潤うためにも
欠かせない勢力であったと察することができます。
昭和一桁くらいまでは、じゅうぶん
そんな感じで営業していたみたいですから
ついこの間までのこと、と
言えなくもないけれど
今じゃそんな文化も店も皆無(そもそも
ローティーンの少女の売り買いがない)。
その時は永遠に続くと思われたであろう
栄華もあっけなく姿を消す。
陽暉楼に限らずですが・・・そんな中で
女の命を燃やし尽くす様を描く
五社監督の技量のすさまじさよ。
(DJ KAZURU)
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