ラツィオの白は複雑なセパージュ。
そして「山の月」なるネーミングのアレッツォは
トレッビアーノとシャルドネの混合タイプ。
引き続きイタリアワインを飲んでいます。
・・・
「ゴットハルト鉄道」
多和田葉子のこの小説は
ずっと「積ん読」状態になっていたのですが
ようやく読めました。
内容をきちんと把握できたのか? と
いえば、疑問も・・・しかし
語彙の深さと組み合わせの妙は
やはり「遊び」でも「実験」でもなく
文学なのだと思いました。
著者は日本語でも
ドイツ語でも作品を発表されている
在ドイツの方なのですよね。
若手のホープ川上未映子嬢は
作家を志すに当たり
「ゴットハルト鉄道」を模写っていうか
そのまま手書きで原稿用紙に
書き写す作業をしたらしいですが
そこで
「ああ。こんな作家がいるなら
もう自分はほかのことをするしかなかろう」
とは思わずに
あれだけの作品群を書き続けているんだから
何かしらの実になったのだな
立派!
(DJ KAZURU)
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