百恵ちゃん映画の
「伊豆の踊子を」テレビでやっていたので
ついでに
川端康成の原作を読み返してみました。
荒木飛呂彦のモダンな
表紙の文庫にて、この人の絵って
独特なモード感があって魅力的。
百恵ちゃんの映画は
日本ならではの貴賤感覚が
悲しくもあり、また美しくも描かれている
原作に忠実な流れと解釈といえましょう。
故郷の友人が貧乏から
女郎に出され、結核、死、という
お決まりコースをたどる挿話は原作にはなかったけど
旅芸人の少女と、今でいう東大生との
淡いやり取りの「もじもじ感」がかわいい。
ただ
原作のほうが
数倍もセクシー。
何の行為も描かれませんが
文字の隙間からエロスっぽいものが
浮き上がってきてます。
さすが川端先生・・・。
(DJ KAZURU)
Add A Comment