スカイ・ザ・バスハウスにて
横尾忠則の展覧会。
銭湯がそのまま美術館になっているという
谷中、名所のひとつで行われています。
内容は
香川県・豊島に
オープン予定の新スペースの構想を元に構成
というもので
現地スペースに
設置予定の作品などが見れました。
不思議でものすごくいろいろな要素が
描かれているのに
なぜか整然としている、実に
横尾作品は楽しい。
建築予定の模型もあり
大胆に横尾作品を配した
日本家屋という印象。
「葬館」というものになるようで
葬儀も執り行うことを意識した
空間だと説明されていました。
此処で本当の
葬儀式が行われるかどうかは
わかりませんが
葬儀には
「畏れ」と
「敬い」が
何より必要であると常々感じていたので
それにはうってつけではないかと
思った次第。
日本の葬儀式は
「ご希望を反映させたセレモニーに
出来ますよ」といくら葬儀屋が言ったところで
日常にかかわりのない仏式、ご導師中心主義で
進められることが殆どですから
強烈な死への畏れとか
死者への敬いが欠落している気がします。
もし
横尾氏の考えたこのスペースで
葬儀が行われるとなれば
供花、立会人の振る舞いなども
当然、このスペースに相応しいものが考慮され
素晴らしい葬儀式となるのではないかしら。
(DJ KAZURU)
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