名書店・往来堂の
「冬のD坂文庫」。
今年も発表されています。
稀に角川の人が
角川の本を推しているというような
ケースはあるものの
その本が売れることによって
推薦人に利益が生じるタイプの
制度ではないので
新旧かかわらず
興味深い本が並びます。
哲学、古典、恋愛小説、伝記・・・
往来堂ゆかりの方々が
推薦人、とはいえ
本を生業にしている人もいれば
近所の個人商店の店主から
音楽家まで
有名無名、様々。
D坂の小冊子を見ていると
読むべき本は
ありすぎるほどある! と感じます。
そんなふうに
新しい出会いをもたらすフェアでありますが
既読の本が混ざっていると
これまた呼応しているようで
嬉しかったりも。
今回の「すでに読んでいるシリーズ」は
内田百閒「御馳走帳」
瀬戸内晴美「夏の終わり」
三島由紀夫「にっぽん製」。
三島の軽めの恋愛シリーズは
見逃されがちなラインですが
私としても大変おすすめ。
(DJ KAZURU)
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