高村薫氏の
「照柿」「マークスの山」を
再読。
だいぶ昔に読んだと思うので
文庫買い直しです。
同じ刑事のキャラクターが登場する
シリーズもの。
どちらも素晴らしい小説で
刑事小説とか
ミステリーみたいな
言葉では括れない。
必死に生きてきた男たちが
ちょっとした歯車の違いで
ガラッと狂ってしまう人生の
切なさというかな・・・知恵もあれば
思慮もある人間なのに
こうなってしまうこともあるんだ、ということの
描き方が
重層的で、わが身だって
狡い保身や、見栄のために
何かを傷つけてはこなかっただろうかと
考えさせられもします。
派手な事件展開のある
「マークスの山」のほうが映像的なのですが
めらめらと燃える、夕陽や溶鉱炉の
イメージで覆われる「照柿」の
色の印象がとても濃くて
頭がくらりときそう。
(DJ KAZURU)
ご無沙汰してます。
今年はぜひ心躍る音楽を聴き、踊りに伺いたいと思っています。
今年もよろしくお願いします。
romiさま
こちらこそ、今年もよろしくお願い申し上げます。
心躍る音楽、と
感じていただけるよう爆発したいものです。
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