島田雅彦 著
「傾国子女」 拝読。
好色一代女トゥデイ、という
言葉も出てきますが
権力をもった男と
権力にひざまずくしかなかった男
その両方をいきつもどりつし
男遍歴を重ね、ただ
「女」であること
それだけを武器に
世の荒波にもまれている
女性のお話。
ソープオペラの原作みたいな
風情もあって、この作者としては
もっとも読みやすい作品なのではないかな。
表紙イラストが
テルマエ、の
ヤマザキマリ氏で
島田作品とのカップリングは
かなり意外な感じ。
登場人物の
イメージイラストが
それぞれ書かれているので
それこそ漫画のように
イメージして作品を読み進めてしまうわけですが
作者近影もイラスト化されていて
実はそれが一番
気に入りました。
・・・
2月23日 土曜の夜は
TIM CUBA のイヴェント開催いたします。
国が傾くほどのおそろしいものではありませんが
そこそこディープな空気でやっております。
(DJ KAZURU)
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