行くことが出来なかったのですが
友人達の話では、ボーカル・グループとして楽しめたといった
感想が大半でした。
最近のライブ映像などをみるとその感想も納得。
通常のティンバはもはや古いとふんだダビの戦略は
クバトンへの傾倒なのでしょう。
2011年9月のコラムを下記に引用してみました。
チャランガ・アバネーラの新作が発表になりました。
リズムの表記では、timba 5、fusion 3、bachata-pop 1
balada-fusion 1、timba-ton 1となっていて、
前作のレゲトンとポップが多めから、ティンバ多めに逆転。
レゲトンは、timba-ton としてかろうじて1曲。
ポップは、なんとバチャータ・ポップになって1曲です。
流行に敏感なダビ・カルサードの感覚からすると、
キューバのレゲトン・ブームも専門バンドを除いて
一段落した模様です。また、世界的なバチャータ・ブームが
いよいよキューバにも上陸かという感じ。
ここで肝心なティンバですが、手放しでチャランガ・アバネーラが
従来のティンバに回帰とはいかない音になっていました。
昨今、サルサでもレゲトンを通過したリズム・メロディが
流行していますが、キューバでもパウロFGを筆頭に、
明らかにレゲトン後のティンバが登場してきています。
ティンバは、ソンを母体にしながらも、アレンジのためには
あらゆる音を取り込んできたのでその流れは理解できるのですが、
多くの日本人のファンは、その楽曲でペアダンスを踊れることが
前提条件になっているのです。
ところが、チャランガ・アバネーラの新作のティンバは、
早すぎる上にクラーベから離れている楽曲がほとんどで、
ペアでは踊りづらいリズムになっているのです。
また、メロディの展開があまりないので、
聴くだけにも向いていません。
キューバ人はもはやペアダンスは
あまりしないのかもしれません。
また、あくまでもライブショーを極めるチャランガ・アバネーラは
これらの曲で健在なのでしょう。
さてこの作品で、日本のまたヨーロッパのティンバ・ファンは
チャランガ・アバネーラをどう評価するのでしょうか。
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