芸大内の美術館で開催中の
漱石の著作に登場する
美術を眺めてみようという企画展。
改めて
西洋美術からも
日本の絵画からも
引用したディテールが
いっぱい小説に出てくる作家なのだと思いました。
同時代の芸術家の
作品についての
コメントを求められることも
漱石は多かったようですが
「・・・甚だ好かん」
とか書いてることもあって
スゲー、と。
これは評論というジャンルの
昔からあるジレンマだと感じていますが
一般的に
近しい(同じ国に住んでいる、同じ時代を生きている)
人の作品は褒めざるを得なくて
遠い(海外アーティストであり、直接会う機会もない)人の
ことだと、しれっと悪いところを書きたてることが
出来る、ものなんですね。
そういうしがらみを
さっと脱ぎ捨てているのが漱石なのだな。
・・・
帰りは谷中の
せんべい屋、嵯峨に
ブーランジェリーイアナックと
回遊。
コシヅカハムのコンビーフも
忘れずに買って帰る。
(DJ KAZURU)
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