神戸名書店
海文堂が閉店するという。
こないだ神戸行ったとき
立ち寄ってよかった(まあ神戸に行くときは
必ず寄るんだけどね、並びの
フルーツ屋の軒先で
ジュース飲むのも定番コース)。
しかしさみしい。
紺地に白の船の絵のカヴァーが
美しくって大好きでした。
・・・
片桐はいり 著
「わたしのマトカ」拝読。
映画「かもめ食堂」の撮影で
フィンランドに滞在した
女優の旅エッセイ。
グアテマラ移住した弟との
ことを綴った「グアテマラの弟」で
すっかり
片桐嬢の文章のファンにもなりました。
体躯の特異さと素直な感性を武器に
異国を駆け抜けるみごとさよ。
市場で、マッサージ店で
クラブで、カラオケバーで
様々な場面でフィンランドを嗅ぎ分ける。
おんなひとりで
堂々と見知らぬ文化に
入ってゆく旅スタイルはすごいなーと思いますが
あの国籍不明の風貌が
有利に働いている感じ。
フィンランドは
芸術家を手厚く保護する
体制が整っているようで
映画の役者もスタッフものんびりと
仕事をしているのがすてき。
そんな環境だから「かもめ」も大勢に
愛される映画になったのかな。
片桐嬢は、いわば
「立派な、中年女」。
彼女のように
充分なキャリアがあり
若さや美に固執せずに
自らの嗅覚に忠実な人って頼もしい。
だからといって
図々しくなったり、妙に卑下したり
するわけでもないところ、ナチュラルでいい。
日本ではとかく
年齢よりも若く美しいことに
こだわる中年層が目立ちますが
中年以降こそ
ワールドクラスで評価される
女が素敵に見える。
・・・
8.17 @ROPPONGI
TIMCUBA イヴェントの開催場所ちょっと移動。
フライヤーページをご参照くださいませ。
(DJ KAZURU)
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