知人宅にて飲ませていただきましたチリ・ワイン。
チリかー、と思いきやバロン・フィリップ・ロートシルトの作り手が
関わっているとエチケットに書いてありました。私のボルドー好きを知って
このワインをお勧め下さったのね、お気遣い感謝。
さすがにボルドーを目指している作り方で、そこそこ重く
チリでもブランドワインにしたいという感じなのでしょうか。
カベルネー・ソーヴィニヨン主体。
立派なグラスがこれまた嬉しく。
ところで。
手酌にてワインをやることを、我々の間では
「シャトー・テジャック」と称しております。お察しの通り
名シャトー「フィジャック」にかけているもので、給仕人がワインを
サーヴするクラスの店でない時に用いますが
「今日はシャトー・テジャックでね」
と我々が言っていると必ず店の方が一瞬固まって
「? 俺が知らないだけでテジャックなんてシャトーが存在するのか?」
と、考えているに違いない顔になるのが可笑しいです。
勿論そのようなシャトーは存在しません、「シャトー手酌」なのですから。
カジュアルなビストロ好きの我々ならではの符丁ですね。
私共はいつもこうやってマイペースで飲んでいます。
逆を返せば給仕係が何人もいるようなレストランにはあまり行っていないという事です。
(DJ KAZURU)
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