ものすごい枚数のCDを購入し続けているので
買っても聴かずに「保留」になってしまうCDは多いのです
これもその一枚でした(しかしこのようなこと、洋服とか
アクセサリーでやっていたら寂しい女の勲章がもらえることでしょう
CDだとバカみたいに買っても「業務上」、とか何とか言って治まるわけですが)。
放置後、ようやく拝聴いたしましたが
レオン・ラッセルの「マスカレイド」のカヴァーが収録されていました。
ラテン・ジャズでのしっとりカヴァー、大人っぽい仕上がりです。
ジョージ・ベンソンのカヴァーが最も有名かもしれませんが、色々な方が
ありとあらゆる解釈でカヴァーしてきたことでしょう(楽曲自体が
何をどうやっても素晴らしいのです)。
このAlex Wilsonヴァージョンが
バーでゆるく流れてきたら「センスいいなあ」と思うでしょうし、これそっくりの
生演奏をハコバンなんかがやりだしたら、まあ演奏レベルにも
よりますけど「うおー」って思うでしょうね(基本的にAlex Wilsonは好きで
泥臭さのないキューバテイストというのは私のDJスタイルにもかぶるところ)。
でもDJでこのトラック流されたら安いって感じるでしょう。
音楽って不思議なものです(とはいえ、流れの中で
安くない聴かせ方を出来るDJもいらっしゃるかもわかりませんし
DJってこれまた不思議なもの)。
同じトラックでもDJの手腕により、高くも低くも査定されてしまうことがあります。
そして、いい曲だからといってDJプレイの中でそのトラックを
活かせてあげられるわけではないということ。
フロアと自宅のリビングは異なる空間であり、バー、ホテルのラウンジ然り。
当たり前のことを何を今更、でしょうか。
(DJ KAZURU)
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