どこでも入手可能、と思われる菓子店でも
本店を訪問することで理念のようなものが見えることがあります。
デパートの一角においては察することの出来ない拘りやセンス。
「銀座ウエスト」もそういった店のひとつ。
茶と白でまとめられた昔ながらのサロンでは、花の飾ってあるテーブルに
陣取れたなら更に豊かな心持に。
魅力的なケーキサンプルから南瓜のモンブランを選び出します。
一口で感じられる丁寧な仕事。
此処の女店員さんは皆、カラーリングもしない髪に薄いメイク。
でも質素ではなく清楚と映ります。気持のよい「きちんと感」。
うっすら流れるクラシック、華美ではないけど味わい深いお菓子と相まって
浮ついてないことの強さを示しているようでもあります。
ところで「サルサ」という文字を看板に掲げられているのを
銀座界隈でもしばしば見るようになりました。
中には社交ダンスと並んでその文字を確認したこともあるのですが
あれは社交ダンスを嗜む方々も副科みたいな感じで
サルサを踊られている、ということなのでしょうか。
(DJ KAZURU)
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