1/11の「All Latin Mix DJ Fukuda」に来てくれた皆さん、
ありがとうございました。おかげさまで盛況でした。
次回は2/1(土)に開催となっています。
TIM★CUBAとはまた違った選曲カラーですが
キューバものも他のクラブよりはかかりますので
TIMCUBAファンにも楽しんでいただけたかと思います。
さて、それでは毎年恒例、DJ FUKUDAによる
キューバ音楽の2013年ベストの発表です。
まず第10位はLeoni Torres「Salseando」
すっかりポップス路線にいってしまった元チャランガ・アバネーラの
人気カンタンテですが、今作ではサルサ中心に回帰。
ポップスやクバトンに寄っていたソロ歌手が本来の持ち味である
甘いキューバン・サルサを取り上げるのは大歓迎。
この路線で次作を期待します。
第9位はTimbaLive「Con La Musica Cubana NO」
人気USティンバの3作目。
ライブを精力的に行っているようで勢いのある楽曲が多く、
ライブアルバムを聴いているような作品になっています。
キューバ本国のグルーヴとは異なっていてヨーロッパティンバ
に近い味わい。楽曲はどれも標準以上なので
このタイプが好きな人にとってはマストな一枚でしょう。
第8位はGardi「PegaO y no se me Quita」
疾走感のある爽やかなキューバン・サルサが特徴のガルディ。
本作は名ディレクター、Juan Manuel Cerutoの参加もあって
しっかりとした作品に仕上がっています。
以前クバニスモのメンバーで長崎ハウステンボスに来日
したこともあるガルディですが、中堅キューバンサルサ歌手
として本国でもコンスタントにライブを行うまでになり
頼もしい限りです。
第7位はCaribe Girls「La Vida va a Camblar」
チャランガ・アバネーラ全面バックアップで制作された一枚。
カリベ・ガールズの歌と演奏によるチャランガ・アバネーラの
楽曲集なので形を変えたチャランガの新作のよう。
チャランガファンは必聴の一枚といえるでしょう。
もちろんカリベ・ガールズの演奏も安定していて楽しめます。
第6位はNelson Manuel y la Corte「Totalmente Diferente」
Joaquin Betancourt 全面制作の本作は、
まるでイサック・デルガードの新作かと思うほどのそっくりな内容。
それもそのはず、ホアキン・ベタンコーはキューバ時代、
イサックの作品を数多く制作していた張本人。
ネルソン・マニュエルもイッサクに似せた歌い方でそれにこたえています。
出来があまりにも良いので物まねの件はすべて帳消。
キューバでもライブができるようになったイサックですが
やはりたびたびというわけではないので、その穴はこの
ネルソン・マニュエルが埋めているのでしょう。
第10位から第6位までは、キューバ本国の中堅どころが4作、
国外ティンバ1作という内容でした。
(福田カズノブ)
Add A Comment