「白蓮れんれん」拝読。
林真理子による
柳原白蓮の人生です。
いま朝ドラでやっている
村岡花子の生涯には
花子の「腹心の友」として
白蓮さんが、かなり重要な
役どころとして
登場しています。
はっきりいって
村岡花子よりも
波乱万丈な人生。
当然、
小説「白蓮れんれん」も
仲間由紀恵イメージで
読んでしまいました。
林真理子は
けっこう史実に即した物語を
描くのがうまいのだよね、以前
徳川慶喜の妻を描いた
「正妻」を読んだときにも
そのように思いました。
華族出身の
実業家の妻が
若い男と出奔し、世間を騒がせたという
「白蓮事件」について
なんとなくは知っていたのだけど
その男と
80歳代で死ぬまで
添い遂げた
と、ここには書かれており
なんだかびっくり。
恋多き悪女のイメージも
ある感じの白蓮さんですが
家の事情で政略
結婚しか出来なかっただけで
実は一途な人だったのかな、と。
いずれにしましても
旬な一冊。
余談ですが
菊池寛の「真珠夫人」の
モデルも白蓮さんだったことを
この本で初めて知りました。
あれも面白い話!
(DJ KAZURU)
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