「ライ麦畑で熱血ポンちゃん」
拝読。
山田詠美嬢の長年にわたる
エッセイシリーズですが、
あいかわらずの
「言葉の小姑」ぶり
大変愉快です。
くだけた言葉づかいも
ちょっと悪い感じの
言い回しも好きなほうなんですが
間違っている日本語って
気になるもんなあ。
某・芥川賞作家が
女優の妻についてきかれ
「応援して頂いております」
と返答したことについて
詠美嬢は
はー、奥さんに敬語かい・・・
これで芥川賞作家かよ
今だったら
選考委員のひとりであるおれさまが
断固阻止するのに。
と書いていたのには大笑い。
ほかにも
文学という言葉を忌み嫌う
作家の発言を目にする。
私にはこれがわからない
(中略)くだらないと
わざわざ口に出す輩って
意識しすぎじゃないのか。で
そういう連中に限って
文学賞は嬉々として受ける不思議。
という文章が出てきて
とーっても共感致しました。
なんだかんだと言い訳を
並べ立てても、結局は
権威主義から逃れられない人って
世代を問わず
いっぱいいるよね。
(DJ KAZURU)
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