金井美恵子 著
「目白雑録」 拝読。
作家も評論家も
ばっさり斬って捨ててしまう
金井嬢、すごいです・・・
読んでいるこちらが
ひやひやするよ!
悪口といえば
悪口のぶるいかも知れませんが
単純な否定、ではなく
ものすごーく
緻密に論理づけられた上での
殆ど叱責に近いものなので
言われたほうも
太刀打ちしにくい感じね。
金井嬢の餌食になってしまう
もっともわかりやすいタイプは
たいした知識もないのに
偉そうに持論をひけらかす(とくに
男の)人。
だからこそ
痛快ではあるんですけど。
相当な皮肉屋さん、でも
文章は面白いから
なーんか読んでいたくなる。
ムーミンのミイじゃないですが
「こんなこと思っていても
とてもくちには出せない」ってことを
すいっと言ってしまう人に対する
憧憬、ってあるんでしょうね
我々小市民には。
(DJ KAZURU)
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