続いて第6位から第4位までの発表です。
第6位は、Charanga Habaneraの「Se Sufre Pero se Goza」。
すっかり、クバトン寄りのティンバ・バンドになった
Charanga Habaneraの新作。
他のクバトン・バンドが打ち込みやPC頼みの音作りに
なっているのに対し、Charanga Habaneraはあくまでも
生演奏を追求していて、その圧倒的なサウンドは
他のクバトン・バンドを引き離しています。
ところが今回の作品、全11曲中5曲がクバトンの雄
Marvin Freddyのペンによるもの。
現在のCharanga Habaneraは、Marvin Freddy頼みに
なっているのが現実なのです。
Paulo FGが、クバトンを通過したティンバで新たなサウンドを
確立した今、次作は、このままいくのかどう展開するのか。
期待して見守りたいところです。
第5位は、Chispa & Los Complices 「Ficla mi tumlruo」。
2000年デビューのティンバ中堅バンドChispa、待望の新作です。
1曲目のチスパ節ともいえるティンバから、Orishasの
ボーカルをゲストにしたサンテリア風ティンバ、
往年のヒット曲を彷彿させるナンバーと
粒ぞろいの曲が楽しめる内容で
チスパの好調ぶりが伝わるアルバムとなっています。
第4位は、Manolito Simonet y su Trabuco 「Sin Freno」。
1曲目のリカルド・アマライペンによるヒット路線の曲と
今勢いの止まらないAlexsander abreu作曲のタイトル・ナンバー
がアルバムのハイライト。
他の曲は、じっくり聞いていくと味のでてくる曲なのですが
全盛期のマノリートからすると少し物足りなさを感じてしまいます。
もちろん内容は悪くないのですが、ファンの期待は傑作アルバム。
今回は速い曲とスローな曲が多く、
ミディアムテンポからぐいぐい盛り上がるマノリートならではの
楽曲を次作では期待してしまいます。
( 福田カズノブ )
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