お待たせしました。ベスト3の発表です。
第3位は、Jorge Dias 「El Familion」。
コメディアンでありながら、
バンバンやアダルベルトに
楽曲を提供しているJorge Diazの作品集。
ボーカルは、バンバンのLeLe、Roberton、
アダルベルトのMichel、
そしてMayito、Tania、El Indio、Vania
とそうそうたる面々。
良い楽曲に素晴らしいボーカル、
そして落ち着いたソンテイストの演奏。
ムシカ・クバーナ最良の1枚といえる内容です。
個人的な好みでは
このアルバムが2014年のベストです。
第2位は、Adalberto Alvares y su Son
「Respeto Pa Los Mayores」
アダルベルト・アルバレスの近年最高のアルバム。
楽曲が良いのはもちろん、
演奏もキレキレで久しぶりに ティンバを凌ぐ、
怒涛のソン・クバーノを聴いた気がしました。
アレンジはDhayane Riveraが6曲、
Joaquinが5曲担当。
Joaquinはもちろんですが、
バンドのピアニストDhayaneの
アレンジが素晴らしく、
NYサルサのトップバンドと比較しても
並ぶバンドがいくつあるかという程の強力さ。
アダルベルト・アルバレス久々の傑作です。
そして第1位は、
最高のソン・アルバムを押さえての受賞です。
Pupy los Que Son Son 「Sin Limite」。
ロス・バンバンのオリジナル・メンバーの
ピアニストにして 名作曲者のプーピが
自身のバンドを結成してからかなり 立ちますが、
この2014年のアルバムは
彼のキャリアを 代表する傑作になりました。
現在のキューバ音楽界を引っ張る
Alexsander Abreu、 Maykel Blancoに
全く引けをとらない今のティンバが
ここに つまっているのです。
アルバム全体が平均点以上というものは
よくありますが
この作品、突出したナンバーが半分近く入っています。
プーピの独特なピアノを中心に
ベース、パーカッション、ホーン そしてボーカル
どれもが絡み合い全体でメロディとグルーヴを
作っていて、
まさにムシカ・クバーナの真骨頂が聴けます。
2014年を代表する1枚であることは間違いありません。
補足:
2014年には、Paulo FG、Azucar Negra、
Tunbao Habana、 El Ninoのアルバムが発表されましたが、
いずれも現在は 配信のみですので、
今回のエントリーからは外しました。
今後盤がでない事も考え、
2015年にはエントリーしたいと思います。
( 福田カズノブ )
2014年のバイラブレ系キューバ音楽シーンは充実していたようですね。
福田さんの記事を参考に購入してみます^^
その年の音楽傾向も把握できる、よい企画ですよね。これを参考に購入している方も多いとききます。
romiさん、コメントりがとうございます。
年間ではいろいろでるので、半年ごとにしようかなと
思っています。
[…] キューバンサルサの中で一番好みなんですが、入荷の機会を逸していました(以前、>福田カズノブさんから教えていただいて、ずっと入荷を試みていたんですが…。やっと)。ま、コ […]
EL SUR RECORDSの原田さん、コメントありがとうございます。
このアルバムは良いですよね。
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