「猫舌男爵」 拝読。。
今年は皆川博子を読む!と
昨年も年頭に書いた気がしますが
マイブームとしての
皆川博子読み、は続いています。
こちらは文庫新刊。
幻想的な
短編集、ですが
正直よくわからないものも
まじっていました・・・改めて
読み返さなくては! そう思うことも
また愉しくなるような
文章に完全にとりこまれています。
人類の寿命はどんどん延びて
そしてある時を境に
短くなり
寿命は60歳、40歳、さらにそれ以下へと
縮み続ける世界での
安楽死の話は
なんとなく未来の現実で
あるような絶望的な感じもし、かつ
美しさにまみれる歓びを
味わうことのできる短篇。
こういうものを書けるのは
皆川氏のほか
いないと思います。
宮尾登美子先生がお亡くなりになり
がっかりしているところですが
皆川氏も80歳代、お元気でお願いします。
(DJ KAZURU)
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