一昨年、残念ながら
お亡くなりになられた
連城三紀彦氏の
文庫復刊。短編集。
「夜よ鼠たちのために」拝読。
1981から1983年に
書かれたものだけあって
最近の
なんでもかんでも
ネットがらみになる犯罪とは
一味もふた味も違う
ミステリー。
ミステリー小説は
携帯電話とインターネット
普及以前が
断然面白いです。
連城氏の持ち味は
なんといっても巧みに描かれる
人間と人間のいれかわり。
ほかの長編ミステリーでも
よくみられる特徴です。
いつの間にか
すりかわっている
登場人物たちの
心模様がいい!!
やはり
ミステリーは犯罪の巧みさより
心の機微の描き方が重要。
とくに
冒頭の「二つの顔」は
読後感のどきどきが
止まらなくて
なんとも言えない衝撃がありました。
(DJ KAZURU)
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