村上春樹訳のカポーティー
「ティファニーで朝食を」
実は読んだことも映画を観たこともなかったのですよ。
文庫版が出たのを契機に手に取りました。
こんなにも粋でドラマティックな話だったのですね。
映画はだいぶ異なるストーリイになっているということですので
当面映画は見ないでおきます。
小説で描かれているホリー嬢のイメージがぶわっと膨らんでしまったので。
翻訳って、外国語力がないとダメに決まってますけれど
とにかく日本語力の高い方にやっていただく事が肝心なのだと思いました。
だって、これは日本語の小説として素晴らしく機能している。
リズムのある文章は読書に弾みをつけてくれるもの。
「ウイスキーとりんごって合うのよ。
一杯いただけないかしら、ダーリン。
それからお話をひとつ読んでちょうだい」
(DJ KAZURU)
Add A Comment