またしても
力作を発表なさったわね・・・
村田喜代子 著
「八幡炎炎記」 拝読。
新聞書評でも
かぶりすぎじゃないかってくらい
色々な人が
取り上げていて、基本絶賛の
論評をあげており
さすが
村田喜代子と思いましたが
読み終えまして
やはりすごかった・・の一言です。
「ゆうじょこう」の時に感じた
歴史を描きながら
個人を、その
皮膚の湿度まで
わかるように掘り下げた
描き方がそのまま受け継がれていて
うれしかった。
特に
冒頭、広島の原爆投下直前に
師の女房と
駆け落ちしてきた
男の回想は
ひしひしと迫るものがある。
そして
この男の女グセっていうか
女の好みの
描写のなまなましさが
これまた読んでいる法が
ひやっとするような感じ。
この駆け落ち男女の
物語だけではなく
血縁というもの
また
血縁のない家族というもの
呪術的なもの、そして
信仰ということについて・・・
などなど
深いテーマが織り込まれて
すごい読み応え。
印象的な
言葉もたくさん。
ラストはどう
締めくくられるのか・・と思ったら
(第一部了)
とあって
いまから続きが愉しみすぎる!
・・・
3月28日 土曜の夜は
ティンクーバのダンス・イヴェント。
フロアに飛び出したくなる
曲をたくさん揃えておりますので
がっつり踊りにいらしてくださいませ。
(DJ KAZURU)
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