El Concierto 095
Luis Miguel
1995 WEA 0630 11212-2
disc1
1.. Introduccion
2.. Luz Verde
3.. Pensar En Ti
4.. Dame Tu Amor
5.. No Se Tu
6.. Alguien Como Tu
7.. Meldey: Yo Que No Vivo Sin Ti / Culpable O No / Mas Alla / Fria Como El Viento / Entregate / Tengo T
8.. Suave

disc2
1.. Introduccion Guitarra
2.. Hasta Que Me Olvides
3.. Que Nivel De Mujer
4.. Historia De Un Amor
5.. Nosotros
6.. Somos Novios
7.. Sin Ti
8.. El Dia Que Me Quieras
9.. La Media Vuelta
10.. Si Nos Dejan
11.. Amaneci En Tus Brazos
12.. El Rey
13.. Sera Que No Me Amas

ルイス・ミゲルのプロフィールは
「 1970年メキシコ生まれ
スペイン人歌手の父と、イタリア人女優の母を持ち
12歳でデビュー。アイドルからラテン・ポップス・シンガーとなり
ボレロ歌手としても大成 」
といったところですが、セールスの記録やコンサートでの
熱狂、その人気はとても文字で示せる程度のものではなく
まさにスター、そんな一言でまとめざるを得ないのです。

25歳で3度もグラミーを受賞していることからも分かるように
彼は、ごく若い時から安定した歌唱力をもち
表現力も優れた、いわば天性の歌手でした。

年齢を重ねて、さらに魅力を増し
成長を続けているということも、すごいことですが
スタンダードな楽曲でも、完全掌握し
有無を言わせぬ 「 ルイス・ミゲル・ワールド 」 にしてしまう
稀な資質のアーティスト。
彼と比べられるような、似たようなアーティストというのも
存在していないと思います。
とても真似が出来ない存在であり
そのキャパシティは、ラテン界の枠を大きく超えているのです。

1991 年、ラテンの古典的名曲をカヴァーした
「 ロマンセ 」 があまりの完成度であったため、ボレロ歌手の
印象も強い人ですが、そういったジャンルに手を染めても
年寄り向けのものにはならず、常にフレッシュで若い層に
アピールしています。

本作は 1994 年のツアーからのピック・アップ 2 枚組ですが
会場の興奮度がいかに高かったかが伝わる
見事な LIVE アルバム。
心に燃える炎が、歌声となって大きなうねりを生みだし
説得力をもたらしています。

歌の力というのは絶大なのもの、と
あらためて感じるのですが
彼をまったく知らない、何の情報もない人がこれに接したとしても
10 人が 10 人、
瞬く間にルイス・ミゲルのファンになってしまうのではないかと思う
そんな内容です。
各曲は選び抜かれた名曲揃いですから、気に入った曲があれば
オリジナル・アルバムを購入していくと良いでしょう。
というより、レコーディング・バージョンも、興奮の LIVE バージョンとは
別物として、しっかり聴いておくべき。
先に述べた 「 ロマンセ 」 シリーズや 「 アリエス 」 はこの LIVE と
同時期のものですが、リリースから10年を過ぎた今
古く感じるどころか、もはやそれ自体がスタンダードとして
数えられようとしている名盤です。

彼が選ぶ歌は、ポップなものもあれば
スロウ・ナンバーもありますが、どれも
普遍的な内容のラヴ・ソングですし
流行を追ったようなものではないのですね。
あたりまえに 「 本格派 」 なのです。
なのに大きな会場に集まった、若い女性の嬌声( 時には大合唱! ) は
セクシー・アイドルに向けられるそれの如く鳴り止まない。
不思議な魅力の人です。
スーパー・スターというのは彼のような人なんでしょう。

(DJ KAZURU ★ 2006/09/25)

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